タイトル:『イグニと竜の子』

【概要】

 構想開始時はおそらく2021年頃。

 動機としてはポ◯モンやモンスターテイム的な物語に影響を受けて自分でも書いてみたいと思った。


 ジャンル:ハイファンタジー


【設定】

 物語冒頭の舞台は竜神山を信仰する小さな集落。集落の住民は一人一頭の竜をパートナーとし、生涯を共にする。竜の卵は11歳の誕生日に与えられ、卵から竜を孵し、成竜に育て上げることが大人と認められるための試練となる。


【あらすじ】

 少年イグニは、竜神山に生息する竜の卵を受け取った。彼の集落では、卵を温めた者の魂や性質に応じて竜が変化し、通常は火、風、水、地の四属性に分かれる。イグニは「どんな属性の竜でもいいから、元気に生まれておいで」と願いながら卵を温めた。


 長い時間をかけてやがて孵ったのは、小さくて弱々しい黒い竜だった。イグニはその竜を「アウローラ(※オーロラの出ていた夜に生まれたから)」と名付け、愛称を「アウロ」とした。


 アウロは他の竜とは異なる黒い鱗を持ち、火、風、水、地のどの属性でもなかった。集落の友達からは「本当に竜の子なのか?」と疑われる。しかしイグニはアウロを信じ、共に成長していくことを決意する。


 イグニとアウロは、竜の子とパートナーが共に力を合わせて乗り越えるという『交竜の儀』を突破することを目指している。この儀式を経た竜の子は、パートナーの意思や感情の影響を強く受け、新たな能力に目覚め、成長する。


 イグニは、外の世界を見てみたいという願望を持ち、集落と集落の間を旅して荷物を届ける《旅士》の仕事を引き受けた。友人たちから心配され反対されながらも、母親がくれた《旅士》の装備を付けて、生まれて初めて竜神山集落の外に出た。外の世界は異様な色合いの木々や見慣れぬ獣が跋扈する危険な場所でしたが、イグニとアウロは力を合わせて困難に立ち向かう。


 竜神山集落の外の世界は、竜神様の加護が届かず、過酷で陰惨な場所だった。ヨルの獣と呼ばれる異形の化け物が跋扈し、加護を受けられなかった人々の末裔は貧しく辛い生活を送っている。イグニは、自分が生まれ育った竜神山集落がこの世の楽園と呼ばれていたことを知る。


 世界は一度、人の過ちによって滅んだ。ヨルの獣は、人間のせいで環境汚染に巻き込まれ、恨みや怒りを抱えながら死んだ獣の魂が寄り集まって死骸に取り憑いた存在。竜神様は、善性を備えた人々を集めて竜神山集落を作り、加護を与えて平和な生活を守っている。


 イグニとアウロは、竜神山集落の外で様々な試練を乗り越えながら、『交竜の儀』を突破する力をつけるために、そしてこの世界のことを知るために奮闘する。

 彼らの冒険は、困難な道のりだが、絆を深め、新たな力を見つける旅を進める。


【キャラクター設定】


◯主人公:イグニ

 年齢:11歳


 性格:勇敢で好奇心旺盛。外の世界に強い憧れを持ち、困難にも立ち向かう意志が強い。


 背景:竜神山集落で生まれ育ち、病弱な母親と共に暮らしている。父親は竜と共に旅に出て行方不明。


 目的:外の世界を見て回り、アウロに美しい景色を見せてあげたい。また、『交竜の儀』の試練を突破すること。


◯主人公のパートナー:アウローラ(アウロ)

 種族:竜(黒い鱗を持つ特異な竜)


 性格:好奇心旺盛で、少し臆病なところもあるが、イグニと共に成長していく。鳴き声は「ピャーイ」。


 背景:イグニが温めた卵から孵った竜。黒い鱗を持つため、他の竜とは異なる存在として見られることが多い。

 目標:イグニと共に試練を乗り越え、新たな力を見つけること。


◯イグニの母親

 年齢:30代後半

 性格:優しく穏やか。病弱だが、イグニを大切に育てている。

 背景:夫が竜と共に旅に出てからは、イグニと二人で暮らしている。夫が戻ってくることを信じている。

 目標:イグニが無事に成長し、幸せな未来を築くことを願っている。


◯集落の長老

 年齢:70代

 性格:知恵深く、集落の人々から尊敬されている。

 背景:集落の歴史や竜に関する知識を持ち、イグニにアウロの特異性について助言を与える。

 目標:集落の平和と繁栄を守ること。


【総合評価】※あくまで私の主観です。


(良い点)雰囲気はいい感じ。世界観・キャラクター(特に敵対陣営)を作り練り込めばさらに化けるのではないだろうか。アウローラの「ピャーイ!」という鳴き声は可愛いと思う。


(悪い点)世界設定や、この世界が抱える問題について考察があまり進んでいないことがうかがえる。なぜ竜神様が人々を集めたのか、ヨルの獣との闘いがいかに重要かをさらに深く掘り下げれば、テーマの深化ができるだろうと思われる。


【どうして執筆が止まったのか?】


 作者である私に冒険したいという願望がほぼない(インドア派)。

 竜神山集落がとても平和でいい場所ならずっとそこにいればよくないか……? と思ってしまい筆が止まった。そこから動けない。


【どうすれば執筆や世界観の作り込みを頑張れるか?】


 私がアウトドア派になる、もしくは、アウトドアに興味を持つ。旅行好きになる。旅行の楽しさを知る。

 ……厳しいかもしれない!(虫嫌い、汗かくのきらい、体力がない)


 作品の構想自体はそこまで悪くない、発展性が見込まれるのに、作者の個人的な願望や趣味と合致しなかったがゆえにモチベーションが低下し執筆が停止している。


【解決策】


 筋トレをして体力をつければ意識改革を目指せるかもしれない。



【総評】


 アイデアとして悪くはないが、完成度や密度が高いわけではない。世界観や設定、キャラクターの情動や熱意など掘り下げを行う必要がある。具体的には物語の中核となる竜の子の設定を詳細に定めること、竜神とは何なのかもきちんとシナリオ上定めて、どのような落とし所を目指したいのかを模索すべし。

 

 モチベーション向上のため、そしてキャラクターの行動理念を理解するために現実的にやれそうなことは筋トレ、ウォーキング、旅行であると考える。

 旅行に行く時間はないので実質的に筋トレやウォーキングが選択肢に浮上する。体力をつけよう。


 執筆の話をしているのになぜ筋トレの話に……?

 しかし脳も臓器の一部であり、体と心は繋がっている。案外とても有効な解決策になりうるかもしれない……。

 今日から少しずつ筋トレ始めます。

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