ダンジョンが生まれた世界で俺は成り上がる!
スパルタンEX
第1話
1
「これで俺も探索者になれたんだ!」
俺の名前は
探索者というのは今から30年ほど前に生まれたというダンジョンに入る資格を得た者たちのことを言う。探索者になればダンジョンに入れるから一攫千金も夢じゃないし何よりロマンがある。
そして俺はその探索者になるために探索者養成学校に入って無事卒業をしたことで正式な探索者になれた。
探索者になるには主に二つの方法があってひとつは俺のように探索者養成学校に入って資格を得ること。
これは高校の一つだから探索者になりたい子供が入るところだ。
そしてもうひとつは国が定めた試験を探索者ギルドを通じて受けて合格することだ。
こっちは年齢制限がない代わりに試験だけだから必ずなれるという訳では無い。
俺が入った探索者養成学校では学校が管理している初心者用ダンジョンに入って実践をしたり授業などで知識を覚えながら3年間を過ごす。そして無事に3年が過ぎれば晴れて探索者というわけだ。
無事に探索者になれたわけだし早速ギルドに行くか。
そう決めた俺は早速ギルドへ向かった。ちなみにギルドは市役所みたいに各地域にあり、それとは別に中級以上のダンジョンにはギルドの買取所が併設されている。
ギルドへ着いた俺は早速自分の順位を確認することにした。
順位というのはどうやって判別されているのかは一切不明なのだが、ダンジョンで数多く見つかった石版に記録されている探索者のランキングだ。
この石版は大きめのギルドに置いてあって各国の探索者の順位を確認することが出来て国ごとに順位が独立している。
そして順位が高いということはそれだけ強いということでもあり、国に多数の恩恵をもたらしてくれるため色々とVIP待遇を受けられる。
特に【十帝】と呼ばれる上位10名は半端ないほどの権力が与えられている…らしい。
さてと。俺の順位は…まぁまだ8桁だったか。そんなもんだよな。まだレベルも1だし。よし、ダンジョンに入る前にステータスを確認するか。
そう思い俺はステータス画面を開いた。画面と言っても心の中でステータスと唱えれば目の前に現れるという感じだ。ただステータスと言いつつも見れるのは今のレベルと自分のクラスやスキル、あとは状態がわかるだけだけど。
「夢野忠時 Lv.1
クラス 魔法剣士★2
スキル 生活魔法、基礎剣術、基礎魔法」
名前とかレベルはいいとして…。
クラスというのは所謂職業的なものだ。クラスには色々なものがあって俺がついているクラスは魔法使いと剣士の基礎クラスふたつを取ったことで着けるようになったクラスだ。
その他にも様々なクラスがあり、十帝の1人であるこの国で1番の人は【現人神】というユニーククラスに着いているらしい。
そしてクラスに着くことでそのクラス固有のバフなどがつく。ただ、俺みたいな所謂初級クラスはさほど恩恵はない。
次にスキルというのはその名の通り俺たちが使えるアビリティみたいなものだ。クラス関係なく覚えられるものやある特定のクラスに着くことで覚えられるスキルもあり、その人の切り札になるようなスキルもある。その性質上ユニークスキルも多くそのほとんどが切り札級だ。
俺が覚えてるスキルは現在3つで、
生活魔法はなにかクラスに着けば誰でも覚えられるもので主な内容は自身の体を綺麗にする【浄化】や自身のレベルに左右されるものの対象の情報を見ることが出来る【鑑定】、そしてこれも自身のレベルによって大きさが変わる【次元収納】の3つだ。
次に基礎剣術は名前の通り剣を扱えるようになるものだ。ここで言う剣は日本刀などではなく西洋の剣のことを指している。日本刀を使うなら抜刀術が必要だ。
基礎剣術なので技らしい技はなくせいぜい振り下ろす程度だ。
最後に基礎魔法だが、これは水、火、土の3属性を扱うことが出来て、それぞれ【ウォーター】、【ファイア】【ダート】と言うようにそのものを生み出すくらいしかできない。技名もそのまんまだし。
この他にも聖属性と闇属性の魔法があるけどそれぞれ神聖系スキルや闇系スキルを手に入れないと使えない。
これが今の俺のステータスたけどこの感じだと今俺が入れるのは初級ダンジョンの浅い層がせいぜいだ。
なので今はとにかくレベルを上げて新たなクラスにつかないとだ。
新たなクラスに着く方法はいくつかあり、例えばダンジョンの宝箱に稀に入っているクラスブックやスキルブックというものを使うことで新たなクラスに着いたり、今着いているクラスのランクを上げたりなど色々方法がある。ただ、基本クラスだけはギルドで変えたりできる。
そして俺が今狙うのはクラスのランク上げだ。今俺は魔法剣士★2で魔法剣士は★5にあげることで魔剣士や騎士になることが出来る。
そんな中で俺は騎士を目指すつもりだ。騎士はランクをあげることで聖騎士になれるので神聖系スキルを手に入れられるのだ。
いつかはパーティーを組むつもりだけど今はソロでやるつもりだから回復魔法を覚えたいのだ。とは言いつつ聖騎士になるにも相当遠いのでまずは騎士を目指して頑張るぞ。
ということで早速ダンジョンへ向かうぞ!
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