プロローグ

第1話

僕は貴方に四度失恋した。


そして今、目の前に五度目の失恋が迫っている。


そしてそれに気づいてしまった。


出来ることなら"もう一度僕を愛して欲しい"。


それでも、貴方が幸せになれるのなら。それが僕の幸せだから。


出来るなら一生そばに居たい。でも幸せになってくれるなら、その未来に隣にいるのが僕じゃなくてもいい。


愛していたからこそ僕はこの手を離さなければいけない。

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