また何度でも君に恋をする
@sacura
第1話 あんスタを始めた
もう一度声を聞かせてよ。
嵐ちゃん、私、嵐ちゃんのことが好きだから。
「それって同担拒否なんじゃない?」
「えー違うよ。レオぴが好きだよ!あと、スバルくんとお、ドル推し!」
「無課金のくせに」
「100位になったよ!」
「ま、17歳だからいいよね、舞は」
「でさあ、ネイル買ってみたんだよね。ドル推しの色!楽しかったあ」
「一人でかよ、ウケる」
「やっぱ?あはは」
王子様が現れる。
レオぴだった。
「推しに絶対ならんわ、レオぴ」
「急にどうした」
「レオぴが虐められるから」
「レオぴがゲームで虐められるの?まじウケる」
「受けんな!!!スバル組んだって虐められてるかも死んないんだよ。
それにうたプリだって永久不滅なのにKONAMIの奴め・・・」
「なんだそれw」
「てかドル推しのネイルシール欲しいなあ、今度買いに行かねえ」
「遺憾、親父だからな」
「親父ギャグかよ」
「受けんか。」
「受けない、」
転校生を紹介する。
「わあ」
そこには沢山のアイドルがいた。
否、嘘をついた。
そこには一人だけの王子様がいた。
恋に落ちてしまったのだ。
レオぴでも西野カナでもさだまさしでも嵐ちゃんでもスバルくんでも誰でもない相良に。
「相良きたーーーーーーーーーーー!!!!!!」
「落ち着け堀江。」
「餅ついてません」
「ね、土屋!リアル相良だよ!」
「確かに!」
「一理あるな」
「同担拒否?私、嵐好きじゃないけどお兄ちゃん同担拒否」
「わかるー!うちも妹一途だけど、塩同担拒否!塩って言っていいの私だけ!」
「「うちらもー兄貴同担拒否!!!!!!」」
「まひろちゃんは?」
「眼鏡褒めてくれた子いなかった」
「じゃあ、ゆきみちゃんは?」
「塩が好きじゃないから、殺したい奴がいる。彼氏」
「お前を殺す」
「なっちゃん、相良先輩はいいの?」
「良い!幸次郎様でしょ?だって、好きな人いそうだし!!」
「てか、HUNTER×HUNTERの新刊読んだ?」
「読んでない!!!!買え!!!!!」
「私は買ったよ、読んだけど面白くなかった」
「やっぱりIQ800の私が読まないとね、美雪ちゃんは?」
「買ったよー堀江に言われて、てか何で怒ったの?今朝」
「話してくれなかったから、マジギレしたわー」
「だから誰にも言うなって言ったんだ?」
「合ってる、あんたら関係ないし、それより相良ー!名前なんて言うのー!」
「相良優希です」
「「「「「きたーーーーーーーーーー!!!!!」」」」
「堀江の好きな人じゃん!!!小学校からの」
「合ってる!!!受験でオタク辞めたけど、まだ続けたいわ。今度はあんスタで!」
「みんな誰推しー?」
「嵐ファン辞めたけど、まだ好きなんだよね大野くんのこと」
「それって恋じゃん!ずっと永遠に終わらない恋じゃん!いいね!」
「堀江も結婚するなら誰?」
「ナルて言っても香澄しか分かんないんだよね」
「相良置いてきぼりー!!!!」
「クソワロっっっっっっっっw」
「ねー糸賀くん、付き合ってあげなよ」
「やだ、だって堀江が好きなんだろ?」
「あっあー!ちが!私リアル無理。」
「あー!ごめん俺こそ間違えたわ。相良来いよー」
「いや、俺んとこに来いよー」
「こっちの方がいいぜ、てか何部入るんだお前」
「サッカーじゃない方がいいよ。」
「サッカーです」
「漫画書けよ、サッカーの」
「堀江好きになるな」
「「「「「俺らも」」」」」
「好きです・・・堀江さんが」
「じゃあ、IQ何%あるの?」
「IQ1です」
「死んでんじゃんwwwwwwww」
「こいつおもしろ」
「堀江が爆受けだw」
「てかあさあ、鳥山明先生の息子さんトランクスに似ててさあ、まじイケメンだった」
「まじ!?」
「ぎんちんの子も居たけど怖かった」
「でも、文化祭であったんだよね」
「いつだよw」
「未来!」
「だから、相良はいいのかよ」
「いや、相良いねえしwww」
「GETLOVEの相良いねえしwww」
「なぜ二階言った」
「あんスタを始めたからです。」
「そうか、お前宿題やれよー!」
「やりません!!!!」
「で、結局堀江が一位でしょ?」
「でも5位だったんだよね〜〜〜〜ん」
「盗聴器の問題だろ」
「そっちかあ、男子にもつけられてるよ」
「きめええええええええええええええ」
「おまwおもしろwwww」
「なっちゃん彼氏は大学から!」
「だから結婚するんだあ、運命の人と」
「私も結婚したい」
「でも、皆、結婚できないんだよね」
「わかるー!!!!!」
「だから、二次元が恋人!!!!!」
「私らもキスキモかった」
「あたしも」
「してねえし!」
「したわ、ごめん」
「大人な会話はやめておこう」
また何度でも君に恋をする @sacura
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