スキッティン THE オーバーワールド

@sin0066

第1話 父の存在

2052年 日本の現在。

僕の父がとある星を探索中、帰らぬ人に...

それからは母方1人と莫大な補助金で生活をやりくりしていた。

父は立派だった。

宇宙にな数多の星があり、人間のような生命体も確認していた。

そんな宇宙に惹かれるも少々の憎しみもあった。

まだ、12歳の子供には衝撃的な経験である。

今日も1日父が帰ってこない。

とある星に向かい父が居なくなった原因を探るために必死に勉強をした。

そして最近夢を見るようになった。

誰かの日常、とある星なのは感覚でわかる。

妙にリアルでまるでそこで生活をしているような感覚。

そして今日も1日が始まる。


ピピピピピッ

主人公(シン)「んん、ふぁ~。朝か」

携帯を見ると朝の7時だ。

シン「また変な夢を見たな、今日もどこかで元気にしてるかな夢の人」

そんな事を想いながら布団から出て階段を降りる。

台所には母がいた。

シンの母「あら、シンちゃんおはよう。もう朝ごはんできてるからね」

シン「うん」

そう答えると端末の電源を入れた。

ヴンッという音と共にその端末から立体の3D映像が映し出された。

ニュースキャスターが手振り素振りニュースを解説する。

スタジオが立体となっており、まるでそこの観客になったかのような感覚だ。

画面にはニュースを紹介する映像が流れた。

ニュースキャスター「ええ続いてのニュースです。今朝、新宿区四谷で変遺体が発見されたとのことです。詳細は40代とみられる男性とのことです。この変遺体ですが...」

シンの母「あら物騒だねー、この前の東京で変遺体が見つかったってね 」

シン「そうだね、怖いね」

シンの母「学校にいく時は気を付けなさいよ。埼玉でも似たような事件があるんだから」

シン「うん、気を付けるよ」


ニュースキャスター「警察の調べによりますとまるで脳を抜き取られたように脳全体が消失している状態で発見されました。頭には損傷がなく、とても今の技術では到底不可能な犯行と見られます。警察は宇宙特殊機構の

「THE Way Out(外れ者の道)」の専門家と共に調査を進めているとの情報です。続いては旬の季節料理のご紹介です。」

シン「あ...」

シンの母はさすりとシンの背中を擦った。

シンの母はグスクズと涙を流した。

シン「母さん、よしてくれよ。俺もう18なんだよ。」

シンの母「そんな事いったって、グス。シンちゃん、ここに入るんでしょ?そのために宇宙専門大学目指して...」

シン「僕はただ、確認したいだけだよ...」

シンの母は黙って首を横に振った。

朝の支度を済ませて高校に向かった。

最も暑い夏の時期を過ごして9月に入る頃だ。

でも外はいまだに暑い。

気温が40℃以上を越えていた。

しかし、慣れたせいかそこまで暑さを感じなくなった。

それもそのはず、今の人類は飛躍するテクノロジーで快適な生活を送っていた。

特に地球温暖化対策が進められており、地面から効率よく地球を冷やし大気も涼しく設計されていた。

しかし、一部の国は誰も住めなくなるほどに暑くなっていた。

太陽光のフレアがここ最近は勢いを増す。

地球の大気圏には太陽光を緩和する人工衛星が張り巡らされており、フレアを緩和していた。

地面では水蒸気を応用した冷却システム。

空では、二酸化炭素を中和する清浄機が空を飛んでいた。

地上は緑で溢れているところもあれば都心が形成されているところもある。

良くも悪くも人類は進歩を続けていた。


シンは駅に向かい核エネルギーで動く低空飛行機で学校に向かった。

同じ生徒が多く乗り込んだ。

空を飛べるのは一部の特許がある者のみ。

地上では核エネルギーの車が効率よく自動で動いていた。

人間の手で動かす物がないくらいの生活を送っていた。

10分足らずで学校に着くと皆が学校に足を運んだ。

シンはジムで体を動かしていい汗をかいた後に自分の席に着いた。

学生の半数は自宅で学べる。

こうして足を運ぶのは学びに最適だからである。

常に学習環境を学校で設定し、周りの人との関係を深めていくのも学校の役割だ。


そして、シンは宇宙について周りの雑音が聞こえなくなるくらい集中した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

スキッティン THE オーバーワールド @sin0066

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画