修正共産資本主義 (Revised Communal Capitalism)

Old Boy 老青年

RCC 前書き

 我々はさまざまな紆余曲折を経て、ここに至る、共産主義、資本主義、民主主義、社会主義、大きくは右と左に分かれた。

 仏教では円が重視される、思想も円ではないだろうか、左右に分かれた思想は回り廻って一つの点へと回帰するのでは無いだろうか。

 今まで人類は家族を最小単位としてバラバラだった、が、今では友人と肩を並べて親しくする。見知らぬ人と会話をし、共に飯も食う、我々の歴史は統一と分裂を繰り返し、大きな一つのものになろうとしている。

 人類の最終点に一歩でも二歩でもこの思想が近づければ…、そして、私の考えに感化されて誰かの心を揺り動かし行動を共にできれば、それ以上の幸せはない。


 さて私が、この世界に何を求めるのか、それは全人類の平等な繁栄、強いては発展途上国に我々先進国が飲まれない様にするための思想である。多様性といういかれた偽善により、不可触であった為に多様であった、様々なことが、自由でなくなった、ドラマでは黒人を入れなければいけないというバイアスがかかり、アニメの露骨なシーンは削除される。少数派は声が大きく、多数派は慢心をする、そして自分が多数派であることを見失う、同性であったとしても子供を作れる様になるだろうし、性別だって日毎に自由に変えれる様になるだろう、私はつまらない保守主義者ではない、なぜなら私は右であり、左だからだ、ただ、個人の自由を尊重するには、それを強制するのではなく、そういう人々もいるという宣伝をするに限る、メディアに露出させ恐怖感を払拭すれば良い。


 それか、技術力による超越だ、私の思想にも積極的に組み込まれているが、AIは恐ろしい程これから発展する、私が大学を卒業し大学院に入る頃にはAIと結婚する人も出てくるだろう、人の意識が何処で何からどの様にして発生するのかを突き止め、人に組み込むだろう、機械は生体と機械を融合させ、ますます人に近づく、機械同士の生殖活動も行われるだろう、そして機械の体も我々のものと遜色ないものとなる、我々の意識は義体の間を自由に飛び回り、意識を共有する。まあただそれは金持ちのみの話だ、我々一般人の手に渡るには何十年かかるだろうか。


 最終的に人類の全ての脳は接続され、意識を共有し、宇宙を漂う一個の生命体になるだろうか、それとも、それぞれ個々が一プランク秒よりも早いスピードで計算する電算機に接続し、無限の時を生きる様になるか、人類の進化は加速してきた、我々が行き詰まる時、大きな戦争と大きな天才が現れる、大事なものを残してほとんどを破壊し、乱雑に絡まった社会システムを再構築し風通しをよくする、全ての戦争を終わらせる戦争は近い。この十年の間に大戦が起き、我々は30年かけて復興し、技術の終極点へと向かう、我々はインターネット上にあるあらゆるデータを保存し、近深くに隠さねばならない、我々はそれと共に息を潜めなければならない。


 まあ、そんな大戦は世界のお偉いさんがたが馬鹿でないかぎり、ほとんど起きないのだが、その中で我々日本人が豊かになるには、日本はこのまま人口を減らさなければならない、人工知能とサイバネティクスはその人が減った間隙に入り込み徐々に国家を変える、人口が減れば、団結し、票を集めやすくなり政治の風通しも良くなるだろう、経済の殆どを機械が賄い、我々は労働を趣味として行う。まあ私の思想家という職業を機械に取られるわけにはいかんがね。


 この理論は私一人で考えついたものだから非常に不完全なところが多い、読者の皆さんには是非是非コメントもらいたいものだ。

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