桜とモグシリーズ(2)ー異次元パニック!増えすぎ注意!ー

@anichi-impact

プロローグ 新たな騒動の予感

「最近、ちょっと落ち着いてきたかも…?」


桜はふと、モグを見つめながらつぶやいた。異次元から現れたフワモコ生物モグと一緒に過ごす日々も、少しずつ慣れてきた。お弁当を食べられたり、学校の備品がなくなったりするハプニングは相変わらずだけど、桜は少し成長して、どうにか対応できるようになっていた。


「まぁ、モグが大人しくしてるわけじゃないけど…」


桜がため息をつくと、モグは元気いっぱいにピョンピョンと跳ね回っている。彼の食欲はますます旺盛だが、桜は彼と一緒に暮らすのが日常になっていた。だが、桜には感じていた。学校での騒動が少し落ち着いた今、また新しい何かが始まるような予感がするのだ。


そんな時、学校の裏庭に、またしても異次元の影がチラつく。桜は驚きの表情を浮かべる。


「まさか、また何か起こるんじゃないの…?」


そして、その直感は間違いではなかった。新たな冒険と、さらに大きな騒動が、静かに幕を開けようとしていた――。

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