イイヒト
気が小さいから
波風はできるだけ立てたくない
ワガママだと思われたくないとか
嫌われたくないとか
見栄だったり
自己保身だったり
本物の良い人だけど
薄っぺらいのが、わたし
悪人というほどの度胸もなく
良い人になれるほど澄んでもなく
どこまでも中途半端
あんな大人しく穏やかだったはずが
と言われても
あんなにイイヒトだったのに
と言われても
最期に悪態をつきまくった人の気持ちが
今になって、わかる気がする
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