第60話

あれはまた現れそうだなぁ。嫌だな〜。


「倉庫に攻めてきた奴らほとんど逃げたらしいよ。

今、恭弥から連絡来た。」


「何がしたかったんだアイツら。」


「まぁ馬鹿な奴らが考えることなんて俺らが知る必要無いよ。」


どうやら、そちらの方も解決したらしいね。


一件落着ってやつかな?


「にしても、優愛ちゃんも危ないことするね。

朔夜がとめなかったら1発だよ?」


顔は笑ってるのに雰囲気はとてつもなく冷たい洸さん。


あらま、なにか怒ってらっしゃる?


『そんなこと分かってますよ〜。優愛だって止められ るからそうしたんですし。』


そう言うと今度は副総長さんがこちらをジロっと睨んできた。


「お前もう少し自分を大事にしろ。」


「おっ、朔夜がまともなこと言ってる。」


”自分を大事にしろ”なんてりっちゃん以外の人に初めて言われた。


まさかあの副総長さんに言われるとはね……


大事にしろ·····か、優愛それ出来るかな〜。

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