「遅くなってごめんね。律花、優愛ちゃん怪我はない？」

相変わらずの爽やか笑顔だけど少し焦ってる感じのする洸さんを見るのは何だか新鮮だわ。

「私たちは大丈夫よ。」

りっちゃんはホッと安心したような顔になった。

『洸さんたちの方は大丈夫だったんですか？』

そう聞くと洸さんは少し困ったような顔で、

「これでも結構焦ったんだよね。倉庫に藍華が総出で攻めてきてさ、急いで向かったらもう乱闘騒ぎ。

結構な数いて中々終わんなくて。気づいたら総長と副総長居ないから恭弥達に任せて俺と朔夜でこっちに来たわけ。」

なんて、軽々しく言う洸さんは何かもうさすがとしか言えないわ。

なるほど、総出で来られたら対処仕切れないもんね。

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