第42話

「は?」


桃矢瑠衣は殺気を出し睨んできた。


わぁお、さすがは蒼良の幹部だね。普通の人なら泣いてそうだわ。


「な、なんだなんだ?」


「桃矢さんがなんか怒ってるぞ?」


「あの女何かしたんじゃ……」


彼の殺気により先程まで何かをしていた彼らは何事かとこちらを伺うように見てきた。


やだなぁ、優愛達人気者じゃーん。


『別にただ単純に疑問に思ったので。女嫌いだってことは知ってますけど、そんなわかりやすい反応されると女の子泣いちゃいますよ?』


ニコッと笑うと彼は更に睨んできた。


「女なんて大嫌いなんだよ。それにお前も、律花の友達だろうが信用ならないんだ。」


可愛い顔して怖い顔するなぁ~。

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