第19話
「お前、あの女のこと気になるのか。」
隣に居た朔夜は聞いてきた。
『うーん、気になるって言うか...謎なんだよね。』
何考えてるか分からないし、表情読めないし。
「珍しいな。女嫌いのお前が律花以外の女のこと気になるなんて。」
そう。これは幹部でしか知らないことだけど、実は俺女の子好きじゃないんだよね。
むしろ嫌いに近い苦手。
『一応律花の親友だし。律花には調べるなとは言われてるけど、少しでも害をなすならそれ相応の対応しなきゃでしょ。けど、彼女は不思議な程普通だった。』
人間誰しも知られたくない過去とかあるのに。
彼女にはそれが一切ない。それが謎。
それに.....
『いつも笑顔作りながら嘘並べてるけど、律花のことになると変わるんだよね。親友だからとかじゃなくて、それ以上に彼女は律花に対して執着してるって聞こえは悪いけど、俺にはそう見える。
だから気になるのかも。』
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