第13話

「めんどくさ。これで来ると思ってんのかしら。」


りっちゃんの顔はとてつもなく不機嫌だ。


『それ私が行ってあげるよ〜』


と、りっちゃんの手の中にある手紙を取る。


「何言ってんの優愛。それ私宛なのよ。」


『良いじゃん。優愛が行った方が二度とりっちゃんに手を出せなくなるって分かるんだから。

りっちゃんが一番知ってるでしょ?優愛のこと。』


首を傾げてりっちゃんを見ると、はぁーと諦めたような顔をした。


「分かった。こんなこと頼むのは変だけど、お願い。」


『おっけー。任せて〜。』

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