第6話

りっちゃんから言われた通り昼休みに蒼良のたまり場である音楽室に来た。


音楽室って言っても今は使ってなくて蒼良のたまり場となったここは、生活出来るんじゃない?ってぐらい家具が揃ってる。




「優愛ちゃん久しぶり。」


中に入ると幹部全員揃っており洸さんは爽やかな笑顔で迎えてきた。

洸さんが総長って知らない人にとっては普通の爽やか男子に見えるんだろうな。


『お久しぶりです~』


洸さんとりっちゃんが座るソファーの向かえにある

一人用のソファーに座る。


「呼び出してごめんね。実はちょっと厄介なことになってね。」


爽やかな笑顔からすぐに”蒼良総長”の顔になった。


『厄介なこと?』


そう問うけど大体予想はつくんだよね〜。


「蒼良と敵対する”藍華”ってチームは知ってるよね?藍華はここ最近人数を集めて蒼良を潰そうと考えてる。証拠に何人か闇討ちにあって警戒態勢なんだよね。律花もそうだけど、優愛ちゃんも藍華に顔がバレて狙われてるんだ。」


やっぱりね~。

藍華は蒼良とは真逆なチームで、人を人として思わず卑怯な手を使って欲しいものを手に入れる。

なにより現総長は仲間を道具として使ってるとか。

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