第5話
「にしても女って本当にめんどくさいことするわよね。やり方が幼稚なのよ。」
りっちゃんには全然意味ないんだよね。
”消えろ”や”ブス”など書かれた自分の教科書をペラペラと捲りながらりっちゃんは呆れていた。
「優愛申し訳ないけど教科書見せてくれる?」
『全然いいよ〜。優愛勉強しないから。』
りっちゃんにポイッと教科書を渡す。
優愛は授業中基本寝てるから。
「そういえば洸が優愛に溜まり場に来て欲しいって今日の昼休み。」
りっちゃんの伝言にえぇ〜とため息をつく。
『優愛行きたくないなぁ。だってめっちゃ嫌われてるし、物凄く睨まれるし。』
洸さんは普通に接してくれるけど、副総長さんは全く興味無しって感じで、幹部2人は女嫌いで当然威嚇(?)されてるし、1人はニコニコして接してくるけど目が笑ってないし。
「別に無理して来なくていいのよ。優愛は巻き込まれた身なんだから。私から言っとくし。」
りっちゃんはそう言ってくれる。
まぁけど、
『洸さんがわざわざ私を呼ぶのは多分急ぎの用事だと思うし行くよ。』
りっちゃんを守るためだったら何だってする。
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