第2話
「また告白されたの?流石優愛ね。」
前の席に座るりっちゃんは笑った。
『もう面倒だよ〜。りっちゃん代わりに行ってきてよー。』
「いや、なんで私が行くのよ。私が言ったら意味ないじゃない。第一それが、洸にバレたら相手が可哀想だわ。」
はぁーとため息をつくりっちゃん。
瀬野律花(セノ リツカ)通称、りっちゃん。
彼女とは、家が隣同士の幼馴染みでずっと一緒の親友。
片口で切られた綺麗な黒髪にキリッとした瞳の美人さん。
その見た目からか、キツそうと印象がつけられがちで
それは否定は出来やないんだけど誰よりも優しいの。
『あ〜、確かに洸さんにバレたらと思うと想像出来るわ。にしても、りっちゃんもよく付き合ったよね。』
”悪口じゃないからね”と付け加えると、”分かってるわよ”と笑ったりっちゃん。
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