第114話

それから、絶対に避けては行けないルートを確保した次の日からクラスによる種目の練習が行われた。


というか、クラス委員長田中くんがめっちゃやる気に満ち溢れてて、もうそれはクラスの人たちが恐れるレベルにハードだった。


「そこ!手を抜かないでください!」

「バトンの位置はこうで!」

「もう少しリズム良く!」


各種目にアドバイスなのか指導なのかをしている田中くん。


「田中くんって体育祭になると豹変するのね。」


「元から変わってるけどな。」


『私も頑張るぞー!!!』


「あら、ここにも田中くんと同じく燃えてるわ。」


みっちゃんと涼介の会話を右から左に流しながら燃えてる私。(全ては活躍するため)

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