第103話
『私達の兄も蘭華の総長やってたからその頃から知ってるし、どれだけ危険なのかも分かってるからこそ優が蘭華に入ったことに反対だったし単純に彼女が出来たことも喜べなかった。』
美桜ちゃんは真剣な顔で聞いてくれてる。
『でも、優が彼らと一緒にいる時すっごく楽しそうで私嬉しかった。ここは大切な場所で大切な仲間なんだなって。それに、美桜ちゃんのことは半分は少し心配で半分は私のわがまま。』
「えっ?」
『彼女になるってことは色んなところから目をつけられ狙われやすくなる。もちろん女の嫉妬とか。
それに耐えられるのかなーって。あと、優の外見だけで付き合ってるなら別れさせることもしたよ。』
でも、美桜ちゃんは違うでしょ?そう聞くと、
「もちろん、優の外見には惹かれました。けどそれ以上に中身に一番惹かれたんです。優のおかげで私たくさん助けて貰えたから。」
『それが聞けて安心した。
私のわがままって言うのは、単純に優を取られたくなかったから。知っての通りブラコンだからね私。』
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