第102話

バーベキューも一通り終えてフリータイムに。


それぞれ好きなことをやったり話してたりとしている。


私はというと、一人海辺に来ていた。


夜の海ってなんかいいんだよね〜。落ち着くっていうか気持ちが軽くなるというか。


「あの、菜都さん。」


飛び込んでしまおうかと意味わからんことを考えていると背後から声を掛けられた。


『びっくりした~。美桜ちゃんか、どうしたの?』


なんの音もないからびっくりしちゃったじゃん。


「その、美咲さんから聞きました。菜都さんは、優が暴走族に入ってることも彼女がいることにも納得してないって……」


みっちゃんめ……余計なことを……!!


『あー、そのことね。納得してないってのはそうだけど、別に反対してる訳じゃないよ?』


もちろん、最初は反対してたけどね。

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