第64話

「な、なんですって?!!」


馬鹿と言われたのが許せないのか彼女達の顔は怒りで真っ赤だ。


『せっかく、私とみっちゃんが忠告してあげたのに今回のでもう手遅れだよ。』


「美咲!!」


それと同時に何人かの走ってくる音と聞きなれた声が聞こえた。


「菜都姉大丈夫?」


彼女達を睨みつけながら優は優しく聞いてきた。


『私は全然大丈夫!!』


いつもの笑顔でそう答えると優は安心したような顔を

して、やがて無表情になり彼女を見た。


なんとまぁ、蘭華幹部勢揃いですよ。


雛菜ちゃんが呼びに行ってくれたんだろう。

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