第39話

次の日も変わらず普通にみっちゃんと涼介と学校に向かい、真面目に授業を受ける。


これと言って変化は無いけど.....


『うぎゃ、なんじゃこりゃ...!!』


いつも机の中に置き勉している教科書さん達を開いたんだけど.....


「うわ、まさかアンタも標的にされるなんてね。」


それを見たみっちゃんは呆れたような顔をした。


『教科書さんに罪はないのにね...』

「そこ??」


教科書さんの中にはペンか何やらで書かれている、

”消えろ”やら”近づくな”とか”調子乗るな”とか様々な悪口。


こりゃ、使えないやんか...なんてことしてくれるんだ。


って、それよりも


『私もってことはまさか、みっちゃんも?』


チラッと見るとみっちゃんは自分の教科書さんを開いて見せてきた。そこには私と同じような悪口が。


「こういうのは随分前からよ。恐らく、雛菜ちゃんとか美桜ちゃんもされてるんじゃない?

でもまさか、菜都にまでとはね.....」

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