第24話

「そんで最後に...」


涼介はチラッと私を見た。


なるほど、自分で言ってか!!よしっ!


『初めまして。優の姉であり、みっちゃんと涼介の幼馴染の藤田菜都です。いつも優がお世話になってます。』


どうよ??姉らしい自己紹介でしょ?


いつもはこんな感じに言わないんだけどね。


ドヤっとした顔をする自分が思い浮かぶわ。


「なにその私、賢い姉ですよな自己紹介。」


と、そこでりっちゃんから鋭いツッコミが。


『ですよなじゃなくて、賢いんですぅ!!

大事な大事な弟のお友達だもん。姉として誠意見せなきゃ!』


「いやー、菜都の事だから嫌味込めて言うかと思ったから意外だったわ。なんか尊敬。」


涼介は感心したようにパチパチと手を叩いた。

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