第22話
「昼休みだぞ。忘れんなよ?」
涼介の言葉と同時にチャイムが鳴り先生がやってきた。
はぁ...何だかなぁ〜。
よく分からない気持ちがある。
昼休みになり、私達は蘭華の溜まり場である屋上に向かっていた。
「そういえば今更だけど、菜都は他の幹部達と会うのは初めてだよね?」
ふと、みっちゃんが思い出したように聞いた。
『そう言わればそうかも。顔は毎回見てるから知ってるけど、会うのは初めてかな〜。私のこと知ってるの?』
そう言うと、
「今回の事も含めて全員菜都の事は知ってるぞ。
まぁ、優が教えてたのもあるし。」
と涼介は言った。
『ふーん。まっ、いつも優がお世話になってますって挨拶しとこー!』
なんか楽しみになってきたかも。
「昔から思ってたけど、菜都は気分屋だよな。」
「それに私達も救われてるのよ。」
ルンルンな私には、そんなみっちゃんと涼介の会話は聞こえなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます