第11話 私が怖いもの...

私...


霊現象的な事は

よほどのことがなければ

やり過ごしてしまうけど

それより怖いものがあるの


夜中のバスの回送車...

バスの運転手さん...

ごめんなさい


でも...今も 怖かった...

この時間 なぜかいつも同じ交差点で

隣に並んで止まるんだけど...


もう身体左側だけ表面がザワついて

みぞおちの辺りがキュンてなって

絶対にバスの方を見れないの


早く信号が変わることだけ考えて

前を向いたままドキドキしてる


それなのに頭の中のイメージ

バスの全部の窓から

大勢の人が私を見てる

すごい視線...


今日一日 バスに乗った人たちの

エネルギーが残っているのかな


夜の学校も窓が怖い...


これも...霊現象かな?

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