第24巻 怒り

短編小説

怒り

第24巻

俺は常に社会に怒っている、何故平和は訪れず、何故殺人は続くのか、俺にはわからなかった、俺は常に社会に怒っている。何故救われる人と救われない人がいるのか俺は人々に怒っている、俺は人々が殺し合うのがわからない、何故そんなにも怒りに満ち溢れているんだ、俺は怒っている、何故子供を弱い人間をそんなに踏み躙るんだ、俺は理解できない、この社会のあり方に理解できない、何故人々は自分の役割を理解していないのだろうか、俺にはわからない、何故人々は自分に合った役割を振り当てられないのか、神は何故こんな世界を作ったのか理解できない、何故こんなにも醜い世界を作ったのか、俺は社会に怒っている、だから俺は剣を取った、武器を取った、そして俺は人を殺した、殺して殺して殺して殺して殺して殺した、そこに立っていたのは俺だけだった、社会に平和が訪れた、そう社会は平和になった、ただ俺1人を除いて。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る