第21巻 生きている
短編小説
生きている
第21巻
今日は何かイライラする、別に今の人生が嫌と言うわけではない、何かイライラする、今日は仕事だ、起きなければ、今日は体が重い、どうにか水を飲み、食事をした、今日は何かイライラする。別に女と別れてムシャクシャしていると言うわけではない、別に失恋をしたというわけではない。今日も仕事だ、行かなければならない、仕事に向かう一歩一歩が重い、何故こんなにも足が重いのだろう、今日は良いことがことがあった、好きな人と喋ることができた、しかし今日はイライラする。今日は何故かムシャクシャする、風呂に入ってないとかではない。仕事はいつも行っているからもはやストレスの領域を超えた、今日はムシャクシャする、今日は電車が遅れている、今日は良い女がこっちを見ていた、今日は1週間で一番嫌いなプレゼンだった。だが別にプレゼンぐらいやってやる。今日はムシャクシャする。別に欲求不満な訳ではない、今日はムシャクシャする。ああムシャクシャする。今日はプレゼンに遅れる、最高にムシャクシャする。そして今日は最高に気分がいい
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます