短編小説

愛

第19巻

男は、真実の愛を求めていた、それは決して報われることのない愛だった、男は色々な異性と付き合った、色々なことを経験し色々な愛を知った、だが男は満たされなかった、男は色々な女性と関わったが男は決して心が安らぐことはなかった、男は考えた、なぜこんなにも愛を求めるのかと、男は今までの人生を考え直した。男は本当に愛を求めたのだろうか、と、男は気づいた、俺は偽物の愛を求めていたと、それは気の迷い？判断ミス？、男はもう遅かった、もう男は真実の愛を見つけることはできない、そんなまでに汚れてしまった、穢れてしまった。もう男は真実の愛を見つけることはできない、いやあるともあるんだとも、だが男はもう気づいてしまった、真実の愛があっても今の自分ではそれを理解することはできない、もう男は手遅れであった、もう時間は戻らない、過ぎ去った時間は戻らない、だが男は真実の愛を求めた、