第4話 2022.11 若葉マークの神様

 この間忙しく、もうネットに文章を書くのはいいかなと思っていた。


 ネットに文章を書く季節は過ぎたんじゃないかな、今のネットはいずれなくなるみたいだしと思っていた。


 打った人と打たない人の解離がすさまじく、打った人から見れば、私は頭がおかしいと思われるんだろうなとも考えていた。


 そういうことを忖度するのも疲れるし面倒くさいので、ネットで話す気がしない。自分のための文章を書き続けている。来たる食糧危機、エネルギー危機、来るかもしれない戦争と天変地異に対して準備をする。そういう日々だ。



 世界は悪いほうへ悪いほうへ転がっていて、私の生活はあいからわず静かだ。


 戦争もやっているけれど、目覚めた人と眠っている人とでは受け取る情報が正反対、どちらが正しいかわからない。


 便宜上目覚めた人と眠っている人と言ってはいるが、私が本当に目覚めているかどうかもわからない。



 自称目覚めた人(私)から見ると、欧米や日本のニュースは基本的に裏返っている。


 「きれいはきたない、きたないはきれい」。


 ウクライナとロシアの戦争もロシアが一方的に悪いことにされていて、私は「WW2の日本のときと同じ情報操作をやられているなあ」と思いながら見ている。日本と違って資源と武器という体力もあるからよけい大変そうだと思いつつ。


 プーさんの演説を聞いて、国家元首がまともなことを言っている国はいいなあとは思うが、だからこそ延々と悪魔主義者に追い詰められていくんだろうなという気もする。



 虎さんには一瞬はしかのように熱が上がって、二三週間モヤモヤしてのち熱が冷めた。


 寝皿って構造はグレリセと同じ共産主義じゃん、何でみんな素直に信用しているんだろうとモヤモヤしていた。


 そのとき、虎さんと悪魔さんたちの闘いはプロレスですよ、というお話を聞いて「ですよね」と思った。


 虎さん応援のブログで、皿の新しい通貨が、悪魔側が二三十年前に挙げていた世界通貨の画像だったのを見て「あーあ」と思った。


 ブログ主がそのことを知っているか知らないのかは不明だが、それ以後虎さんの情報はさほど真面目に追っていない。


 人に依存して振り回されるのも面倒くさいし、虎さんがほんとに白だったらラッキーだね、くらいに思っている。


 私は虎さんと悪魔さんって茶と岩の抗争なのかなあと思いながら見ている。確認する手段はない。



 茶と岩がお金とエネルギーのシステムを作って私たちを依存させてきたんだなあとしみじみ感じる。


 だからお金を扱う人たちが偉いとされていたんですね、実際には何も生み出していないのにねと納得する。


 悪魔さんたち支配者が奴隷はもういらないから枠で減らしているんですよね。そして支配者って奴隷に依存しているんだよなと思う。


 奴隷が奴隷やーめた、と言って解散すると、いちばん困るのは支配者ですよね。


 だから解決法は寝皿でみんながお金を得ることじゃなくて、お金がなくても生きていけるようになることじゃないかなあと思っている。


 人は人なので他人がどんな解決法を信用するか強制するつもりはないけれど、私はもうお金に依存する人生は送りたくないし、他人に依存する人生も送りたくないなと思っている。



 「自分の外側にあるもの」に依存するのがもう嫌だなと。


 自分が「欠けている」と感じて、何かで補完して生きていこうとするのが嫌だと思う。


 恋人とか友人とか神様とか。何かに承認されなければ生きていけない私って考えがもう嫌だ。


 承認欲求が強くて、自分がどんなに頑張っても「足りない」と思い続ける人生をやめようと思った。



 だから私は若葉マークをぺちっとつけて神様をやっている。


 本当はみんな神様なんだけど、悪魔さんたちが必死でそのことに気づかせないようにしているので、みんなそうは思っていない。


 神様なので引き寄せの法則も使えはするんだけど、何分にも初心者なので、何か引き寄せの法則ってよくわかんないなとぶつぶつ言いながらやっている。よたよたしているけれども、それなりに思う方向へ向かっている。これからもそうだろう。



 悪魔さん手下の政府がギチギチ締め上げているけれど、私はもういらないな~と思いながら見ている。


 枠は毒だし、私の番号は家畜の焼き印だし、食べ物もお金ももらわなくていいかもね、と。


 目処ベッドがなくてもそれに近いことができるし、水や食べ物やエネルギーを自給自足すればいいんだし。


 今はお金から抜けるためにお金を稼いでいる。世界が機能しているあいだにきちんと準備をしておこうと思っている。

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