第2話 restart
「ん・・・?眠ってしまっていたか・・・」
目を開けると、眼前に草原が広がっていた。
同じ教室にいたクラスメイトたちの姿は見当たらない。
転移したのが俺だけなのか、もしくは置いて行かれたのか.....
うん、前者だと思うことにしよう。
いくら俺がぼっち上級者でも、さすがに置いて行ったりはしない...よな?
あらためて辺りを見回してみると、東の方に建物があるのがわかる。それ以外は草原が続くばかりだ。
うーん、どうしたものだろうか。
中学生のとき読んだラノベには、主人公は転移した際にチート能力や最強魔法を使えるようになっていたが.....。
それらしきアイテムやウィンドウはない。
俺には使えないのかな。
まあ、考えてもしょうがないな。
なるべく動きたくないが、建物の方に行ってみないと何も始まらないな。
―――そんなこんなで、ここから俺の人生は再始動する。
あ……ちなみに、スマホや財布など転移の際にポケットに入れていた貴重品はなくなっていた。最悪だ。
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