エピローグ

 僕はファビオが護衛人になってから1週間が経ったところで、エルサとファビオを自分の部屋に呼んだ。

 2人はどうかしたのかとやってくる。

 僕には考えがあった。



「2人に僕の考えを伝えようと思って呼んだんだ!」


「アラン様の考えですか?」


「それってどういう意味なんだ? あっなんですか?」



 エルサもファビオも何を言われるのかという疑問があって、詳しい話を聞く姿勢になる。

 僕はゴホンッと咳をしてから喋り始める。



「僕はギルドを作ろうと思ってるんだ! そこでエルサには魔法団の団長を、そしてファビオには騎士団の団長を任せようと思ってる!」


「私が魔法団の団長ですか!?」


「お 俺が騎士団の団長?」



 そう僕はギルドを作ってエルサとファビオを、魔法団と騎士団の団長に任命する事を考えていた。

 2人はいきなりだったので驚きはしているが、僕の強い熱望によって押し切られる形で引き受けてくれた。



「それじゃあ名前も決めてるんだ! 僕たちのギルドの名前は〈銀翼の夜明け〉だ!」


「銀翼の夜明け……良い名前ですね!」


「うん! けっこう良い名前だ!」



 僕たちのギルド名は銀翼の夜明けにした。

 2人も満足しているので、僕の名前センスには満足しているのである。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る