第129話ホリエモン、たまにはいいこと言うなぁ
初めに言っておくが、私はホリエモンが嫌いだ。なんでも決めつけて、「あいつはバカだ」とか「あいつは間違っている」とか平気で言ってしまう、この人、かなり嫌いかも。
でも、ABEMAの「テレビ報道について」という討論番組の今日の動画を見ていたら、「ホリエモンよく言った」と叫びたくなった。
今回の兵庫県知事選がSNSの効果のお陰で斎藤さんが勝ったという人がかなりいて、それが問題だという人がけっこういるが、
これ、今回のSNSでの情報の拡散というのは、そもそもかなり自然発生的に広まったものだ。誰かが意図的にあんなにも情報を拡散したのではない。
たしかに起爆点は立花孝志氏の応援演説上での百条委員会の音声データ暴露など、立花氏発信の情報の効果は大きかった。
だが、その情報をSNSで発信、拡散したのは、本当に草の根の一般市民だと思う。楓ちゃんが企画立案した情報拡散のお陰などでは、全くない。
だからSNSはデマばかりなので規制すべきとか言っている人を見ると、そんなに管理社会にしてしまったら、民主主義は死んでしまうよ、といいたい。
今回の兵庫県知事選の斎藤氏の勝ちかたは確かに危うい状況だった。立花氏の発信した情報がどこまで真実なのかはまだ検証されていない。
だが、ここまで草の根が動いて、選挙結果をひっくり返したということに、私は正直、感動してしまった。
まるで、本当に映画を見ているような感覚だった。
とはいえ、斎藤氏のパワハラ疑惑などは、まだ解明されたわけではない。
これからは斎藤氏は職務を粛々とやりつつも、諸問題の調査については協力してやっていけばいいだけのこと。
ああ、今回の兵庫県知事選、こう言ったら失礼かもしれないが、初めて選挙が面白いと思えた。
これから選挙でのSNSの利用が当たり前になって、良くも悪くも、選挙の形が変わっていくのだろうな。ちょっと怖い気もするが、ちょっと楽しみでもある。
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