第107話断罪するってどういうこと?

 う~ん、世のジャーナリストと呼ばれる人たちの意見を聞くと、今回の兵庫県知事選挙の結果にすんごい不満を持つ人が多い。

 とある新聞記者は斎藤氏のことを「斎藤!」と呼び捨てにして、あたかも犯罪者扱い。う~ん、彼の疑惑はまだ疑惑なままなので、「斎藤!」と呼び捨てにして、犯罪者扱いするジャーナリストはすごく正義の味方気どりに見えて不快だった。

 この人、けっこう有名な記者なので、ほんとうにがっかりだ。

 これ、みんな庶民は分かっていると思うが、斎藤氏はあくまで白黒が確定しているのではなくて、まだ疑惑は疑惑のままなのだ。

 とりあえず、県民は判断を保留にしたという解釈でいいと思う。

 それなのに、ジャーナリストたちがもう斎藤氏を悪人扱いしているというのは、今回の選挙の民意をバカにしていると言える。

 所詮、素人はデマにだまされるという立場だ。 

 これ、本当に傲慢だ。

 県民は斎藤氏が白でも黒でもなく、あくまでまだ調査中なので、態度を保留しただけだ。

 兵庫県民は、マスコミがあまりに偏った報道をしてきたので、それに反発したにすぎない。

 だって、考えてほしい。今までもう斎藤氏を完全に黒だと思わせる報道ばかりをマスコミはしてきた。

 最初から黒判定して報道するやりかた、それは公正な報道といえるだろうか?

 そのあまりにも決めつけるやり方に、県民は怒ったのだ。

 それを理解しないと、今回の選挙結果の意味が、全く分からないだろう。

 ああ、ジャーナリストって、本当に頭が固いのだな。

 民主主義を尊重しろと人には言うくせに、自分の気に入らない投票結果が出ると、怒りだすって、バカなの~と叫びたくなるな。

 今回の選挙、兵庫県民があくまで独自に判断した民主主義的なものである。

 選挙の結果を受け入れないということは民主主義を否定することだと思うのだが。

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