ちょっとした語りと思索を披露する場

第98話巷の話題

　兵庫県知事選挙を明日に控え、兵庫県民は異様な熱気に包まれているとのこと。新聞などでも斎藤元兵庫県知事の演説にすんごい人だかりができている写真を載せて紹介している。

　マスコミは立花孝志氏の連日の斎藤氏援護の演説について沈黙を守っている。マスコミは選挙期間中に立候補者の噂レベルの話を載せてはいけないという規定があるらしく、立花氏の真偽が怪しい言動について、裏を取る時間がないので、選挙期間中は沈黙せざるを得ないらしい。

　その合間を突いて、立花氏、言いたい放題。立花氏のネットでの言動や演説にのせられた兵庫県民の一部の人は、斎藤氏擁護にまわりつつあるという。

　これ、立花氏の言っていることについて、その真偽を確かめる時間はないので、このまま投票日を迎えることになりそうだ。

　YouTubeなどでは、もう斎藤氏擁護派が多数派になっているような印象を受けるほどに、立花氏の言動がどんどん流れてくる。

　こういう、真偽の怪しい情報を基に市民を扇動する方法は、トランプ氏のやり方を彷彿とさせる。

　私は立花氏について、かなりうさんくさい人だと思っている。なので、今回の選挙、危ないなぁと思いながら眺めている。

　もし仮にであるが、斎藤氏が再選したとしよう。でも、議会で満場一致で不信任案を可決されたので、仕事がすごくやりにくいだろう。

　さすがに知事独りで議会全体を敵に回したら、そもそも仕事ができない。

　この人が再選されたら、兵庫県政はますます混乱すると思うのだが。