第27話「どうでもいい」と言いずらい

 世の中、ある失言があったり、不祥事があったりすると、まぁ、ネットなどでみんな熱く怒り出す。うんうん、それはそれで分かるのだが、私の場合、特に芸能人などの不祥事を眺めたりするときに、「どうでもいい」と思ってしまう人間なのだ。

 だって、芸能人なんて、本当に私とは全く関係のない世界に生きている。なので、その人が不祥事を起こそうがなにをしようが、私にはどこまでも関係がない。

 なので正直、「どうでもいいや」と心の底では思っている。

 でも、世間一般が、激怒している中、私だけ「どうでもいい」とは言いずらい。なので極力みんなに合わせて、怒っているフリをする。ああ、私も空気を読み過ぎるのだろうか?

 でも、けっこう世間一般を騒がせている人の、不祥事や失言などに激怒する人も、実はそんなに怒ってなかったりするのではと、密かに思っている。

 その不祥事に激怒している姿をみんなに見せると、あたかも自分が正義の味方に見えると思って、わざと強調して怒っている人もけっこういると思うのだ。

 人間って、そもそも自分に関係ないことで、そんなに怒れないよね、というお話でした。

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