真夏の思ひ出
@nishitakaya
子どもの頃の思ひ出
僕には、友達がいなかった。学校に行くと友達に散々いじめられ挙げ句の果てには先
生にもいじめられていた。夏休みのとある日、公園にてある青年に出会った。
飛行機のパイロットのような服装をしていた。
「おじさんだぁれ?」
と聞いてみたところ、青年は涙を流した。
「おじさん大丈夫?」
と聞いても答えが帰ってこない。その日は諦めて家に帰った。
翌日、またあの青年がいた公園へ行った。そこにはまだ青年がいた。もう一回おじさ
んに聞いてみようと思い聞いてみることにした。
「おじさんだぁれ?」
そのように聞くと
「大人になったらわかるさ。それより君は大きな夢があるだろう。その夢を捨てずに
必死に追いかけなさい。君の夢を他人に無理だとバカにされても諦めずに頑張って欲
しい。君なら夢は叶う!」
と。なぜ僕の夢を知っているんだと疑問に思った。
それから、青年と毎日日が暮れるまで遊んだ。
僕は、初めて友達ができたと思い、内心嬉しかった。
最後にある約束をした。
この約束は今でも鮮明に覚えている。
「おーい、もう出発の時間だぞ〜」
と仲間が言う。僕は二つ返事をして乗り物に乗り込む。僕はとある企業に入社し、
タイムマシンを作成することに成功した。
僕はいまから昔逢った青年と同じ服を着て、タイムマシンの中に入った。
モーターが唸る。次第に加速していく。タイムマシンの中は非常に快適な空間だ。
新幹線でいうとグランクラスのような感じだ。
目的の時代につくまで僕は瞳を閉じた。
モーターも甲高い音が聞こえ、青年がいた公園へついた。
近くから声が聞こえる。
「おじさんだぁれ?」と。
僕は涙を流した。
真夏の思ひ出 @nishitakaya
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます