高校恋愛

第1話 あの日

僕は涙も出ずに母の車に揺られ

後部座席で仰向けになり

ただ頭の中が真っ白であったことだけ

覚えている。

高校受験に失敗し、私立高校に

入学手続きをしに行く車内。

子供ながらこれが挫折？ってやつなのかと

勝手に思っていた。

よくわからない罪悪感に浸っていた。

一応塾に通っていたため

転科合格で普通科の特進クラスに

入学式することになった。

全然入りたくなかったけど。笑

まわりが全員頭良さそうに見え

プライドも高そうに見え

友達できなさそー。。と思っていた。

クラスに1人はいそうな不良っぽいのは

近づいてきたから一応友達みたいになった。

そして座席が名前順で最後の僕と

最初らへんの君が隣同士になった。

まさかこの先こんな事が起こるとは

お互い想像できなかっただろう。