6・あー、恥ずい恥ずい恥ずい‼︎(2話)
あー、恥ずい恥ずい恥ずい‼︎
「…何だろ、こんな時間に」
時刻は夜の9時。周りには誰も居ないので、躊躇い無く独り言をぼやく。
私は今、家から一番近いコンビニの駐車場で彼氏を待っている。夕食を摂ってそろそろ風呂に入ろうかと席を立ったその時、彼から連絡が入ったのだ。『伝えたいことがあるから来て欲しい、迎えに行く』と。
伝えたいことって、それはメッセージでは無理なのか。電話では駄目なのか。伝えたいのならそちらが出向いて、その場で伝えれば良いのでは。
言いたいことはあったのだが、まぁ夜のお出かけも吝かではないと靴を履いた私である。
明日は平日だが私は仕事が休みで、多少の夜更かしくらいは大丈夫だ。
しかし誘い方が気にはなる。『伝えたいこと』とは何だろう。というのも、私たちは交際を始めて僅か2週間のカップルなのだ。知人の紹介がキッカケで、知り合ってからの期間も浅い。
「付き合って」「はい」という当たり前の意思疎通は2週間前になされている。更に伝えたいことがあるとすれば、それはもしかして別れの言葉だったりして。
思い当たる節が無いことも無いが…そうなのだろうか。
コンビニの軒先の殺虫灯が、バチバチと刺々しい音を立てる。暖かくなってきたし、これから虫も増えるんだなぁなんてことを考えていると駐車場に彼の車が入って来たので近寄った。
「お待たせ、乗って」
「うん…」
助手席に乗って彼を窺うも、深刻そうな雰囲気は無い。むしろもじもじと、何か言いたげにはにかんでは時折遠い目をする。良いことなのか悪いことなのか、ちょっと見当がつかない。
「じゃあ、行くね」
「…うん」
車は国道へ再び出て、街の方へと走った。
車内の空気は至って普通で、特に感情を剥き出しにしたりする様子も見られなかった。
ただの思い過ごしかな、しかし『伝えたいこと』の謎が残る。
日頃の感謝と言うほどに私たちは長く一緒にいる訳でもない。それでも伝えるのは自由だけど、交際を始めてから本格的なデートはまだ1回しか出来ていない。想いは通じ合ったけれど互いのことを深く知らない。
物理的な接触に関しても、手を繋いだくらいでその先はまだである。悪い人ではないし、多少は惹かれたから交際をOKしたので発展させる意思はあった。
しかし、この短い期間で断片的に溢れて来た要素に、私は若干の不安というか面倒臭さを抱いたりしてしまっている。
「(いや、悪く取るのは良くない)」
妙に静かな車内には、彼チョイスの洋楽が流れている。有名な映画の主題歌で、歌い手の圧倒的な歌唱力によりゾクゾクと鳥肌立ってしまう名曲だ。これはもしかして盛り上げに来ているのか、思い過ごしか。
その後も、詳しくない私でも絶対に聞いたことのある洋楽が続いて、車は市街地にあるレストランへと到着した。
「…ここ?」
「うん、どうぞ」
彼は、まるで王子様みたいに私を店先へエスコートする。
創業100年近いこの老舗は、地域の大御所とか議員さんなんかが御用達にしている高級店だ。地元情報誌のグルメ紹介には必ずと言って良いほど載っているし、店構えからもお安くないオーラが滲み出ている。
「ま、待ってよ、ここ、ドレスコードあるでしょ!」
あるかは定かではない。けれど、今の私は格式高い店に入れるような服装ではない。ファミレスとは違う、コース料理が出て来るレストランなんてカットソーにジーンズでは肩身が狭すぎる。
「え?そうなのかな」
「あるでしょ、こんな普段着で入れないよ」
「関係無いよ、入ろう」
彼が颯爽と扉に近付くと、すかさずドアマンが開けて通してくれた。
「いらっしゃいませ」
「(ひえ…)」
十数卓ある店中には食事中の客がぎっしり、やはり皆それなりにドレスアップして小綺麗な格好をしている。
場違いだし早めに帰りたい、席へ着くと彼はニコニコと
「予約したものを」
とスマートに注文した。
「…あの、これどういうこと?」
「ふふっ、サプライズだよ。驚いた?」
「驚いたけど」
そりゃ驚いている。あまりの杜撰な計画に驚き呆れている。
「ここ、僕も来てみたかったんだ」
「…あのさ、私、晩ごはんもう家で食べてるんだけど」
「え、なんで」
「いや、普通に食べたよ。残業も無かったし…前もって言ってくれれば良かったのに」
「それじゃ、サプライズにならないだろ」
彼は、サプライズそのもので私の度肝を抜きたかったのか。せめてデートプランとして提示していてくれれば、ワンピースなりスーツなりで着飾って来たものを。
非常に理不尽な理由で怪訝な顔をされて、イラッとする。
「……」
「まぁいいや、無理なら残して」
席には、前菜が運ばれて来る。これくらいなら食べられないこともないので、ちびちび摘んだ。
彼はニマニマと笑みを湛えては食事を進めて、日頃の仕事の話や生活の話なんかを聞かせてくれる。
「(……つまんない)」
こんな時に考える事ではないのだが、この彼は話が壊滅的に面白くない。
自己顕示欲が強くて、ざっくり言えば自慢話ばかりするのだ。自分を大きく偉く見せたいのだろう、仕事のことも詳しく話してくれるが聞いていてもよく分からない。
むしろ、こちらが理解できないのを分かっていて話している節がある。私のハテナ顔を見たいのか、それとも。
親しくなっていけば踏み込んで注意したりできるのだが、その余地があるかどうかの判断はまだ早計かと思う。とてつもない魅力が掘り起こされるかもしれないし、生涯のパートナーになる可能性だってゼロじゃない。せめてひと月は交際したことにして、材料を集めてからでないと今後が決められない。
食事はどんどんと進んで、私は案外メインの肉料理もペロリといけた。なんせ高級料理だし、間違いなく美味いし。
もう残すところはデザートくらいか、彼はソワソワして落ち着かなくなっていた。周りをキョロキョロ見回して、トイレに立ったりと忙しない。
「そういえばさ、話したいことって何?」
仕方なくそう助け舟を出したのだが、彼は
「大丈夫だから、もう少し」
と噛み合わない応えを返す。
面倒だなぁ、慣れ親しんだ友人になら通用するかもしれないが、私は彼との恋人感をそこまで強く出来ていない。
単純な期間の問題ではないような気がする、ひと月を待たずにサヨナラした方が双方のためなのではなかろうか。
「あのさ、お腹もいっぱいだし、そろそろ」
せめて帰りの車内で振ってあげよう、居た堪れなさも最高潮だしバッグに手を掛けたその時。
「♪~♪~」
「…?」
店内の照明が限界まで落とされて、聴き覚えのある洋楽ポップスが流れて来る。
徐々に音が大きくなって、私の不信感もマックスになったところでガターン!と向かいの椅子が転げた。
誰の椅子ってそれはもちろん彼の椅子で、突然立ち上がった彼は音楽に乗せて体を揺らし始める。そして不自然に空けられたフロアの中央へ、彼は進んだ。
彼はあからさまに不思議そうな顔をする客に囲まれて、それでもぎこちなくステップを踏む。
「……え?」
彼ひとりのムーブメントは何故か隣の席の見知らぬ男女客にまで伝播して、揺れがダンスになっていく。
隣の席、隣の席、終いには店内の5~6席の客が音楽に乗せて軽快に踊り出していた。
あ、フラッシュモブというやつか、センターで誇らしげに踊る彼を眺めてそう納得する。つまりはこの場は彼が私を驚かせるために仕込んだサプライズパーティーで、周りの方はエキストラさんなのか。
イベント等でフラッシュモブを請け負う企業があるというのはSNSで見て知っていた。しかしこの人数…少なくとも10人はダンサーさんがいる。
店のスタッフさんも手拍子を打って、私の前には花火の刺さったケーキが運ばれた。
丸いケーキの上には『ハッピーサプライズ』の文字、何が幸いなんだとそれと彼を交互に睨む。
「(え、恥ずかしい…)」
喜ぶべきところなのだろうか、それよりも私は共感性羞恥により悶え苦しんでいた。他人が恥をかく様子を自身のことのように感じて、居た堪れなくなってしまうアレだ。
彼はきっと恥ずかしさなど振り切って溌剌と躍っているのだろうが、所詮は素人だ。微妙にテンポが遅れていたりバタついたりしている。おそらく専門のダンサーであろうエキストラさんに比べると、みっともなさが際立って仕方ない。
共感性というより過剰性なのかも、本人が恥じていないのに恥ずかしさを押し付けてしまって申し訳ないと思うのだが…素人芸に気を遣って「凄い」というリアクションを強いられるのが辛い。
「(手拍子する空気だ…やだ、見ててしんどい、てかこれ、私のために踊ってんの⁉︎)」
何となく指先を付けてリズムを取ってる風に見せるも、顔が笑えない。
重ね重ね、私は交際歴2週間の男性にここまでされて感動できるほど出来た人間ではないのだ。引いている、それが一番しっくり来る状況だった。
曲も終盤に差し掛かり、音量が絞られる。
センターの彼は息も絶え絶えになりつつ、横から運ばれたマイクスタンドの前に立った。
「(なに、スピーチ?)
彼はポケットから畳まれた紙を取り出して、すうっと息を吸う。
そして、
「オンリーユー、君に捧ぐ。君の家へと続く道は、いつも光り輝いて。辿り着いたら僕を迎えてくれる、君のあたたかな眼差し。愛の炎は翼となって、僕を君の元へと届けてくれるよ。」
と詩を読み始めた。
やだ、恥ずかしい。
自作のポエムを聴かされるだけでも恥ずかしいのに、仕込みとはいえこんな公衆の面前で。しかも随所に、ゼェハァと激しい吐息が挟まれる。
てか、私の家にはまだ招いたことが無いし場所も教えていない。
「(恥ずい、恥ずい)」
「太陽のような君の笑顔に僕はとろけて、姿を保っていられない。眩しい、僕の太陽。僕らの出逢いはきっと奇跡。」
「(終わり?終わった?)」
待機しているダンサーさんたちも、ほんのり笑っている気がする。
そしてチラチラと、「届いてる?」と私の顔色を窺っているのが分かる。
「(残念ながら、受け止め切れないよ)」
彼はつらつらと長いポエムを読み切って、つかつか私の前に戻って来た。
「あ、あの」
そして恭しく跪いて
「ゼェ…ハァ…す、好きだよ、ぼ、僕と、ハァ…け、結婚して欲しい‼︎」
と、指輪の箱をパコっと開けて見せる。
静まり返る店内、スタッフさんやダンサーさんが喜ぶ準備をしているのも感じ取れる。
「……」
この人達はどんな発注で引き受けたのだろう。交際2週間ということは聞いていたのだろうか。事前打ち合わせとか、ダンスレッスンとか、入念にしたのだろう。練習期間を考えると、交際してすぐに申し込んだのだろうか。「絶対に成功しますよ!」なんて励ましたりしたのだろうか。
これだけの人数に依頼するのって、費用はどれくらいかかっているのだろう。
数秒与えられたシンキングタイムに、私はそんなことをぐるぐる考えた。
「……?」
彼は「あれ?」と不思議そうに私を見上げる。
どうして喜んで「お願いします!」と食い気味に応えないのか疑問なのだろう。
私からすれば承諾する理由が無い…
「すみません、お受けできません」
と頭を下げる。
「えぇっ⁉︎」
「ざわ…ざわ…」
店内は、さも私がおかしいみたいな空気に包まれる。
もう悪女扱いでも構わないのだが、彼が「どうして?」と尋ねてくるので教えてあげることにした。
「あのー、フラッシュモブは素晴らしかったです。でも、その…私たち、付き合い始めてまだ2週間でしょう?」
「ざわ…」
「サプライズって聞こえは良いですけど、既に夕食も済ませてゆっくりしてたところを呼び出されて」
「ざわわ…」
「着の身着のままで出て来たらこんなドレスコードありそうなお店に連れて来られて」
「かわいそう…」
近くの女性ダンサーさんから、うっかり本音が漏れる。
他の人たちもお店のスタッフさんも「話が違うなぁ」と白けた雰囲気に変わっていった。
「自作ポエムはまぁ、その、ごめんなさい、私、あぁいうので感動できなくて…プロポーズも正直、そこまでの関係性が築けてないのでお受けできません。私を驚かせるため、自己満足のため、頑張ったのは分かるんですけど…嬉しくなかったです、私の気持ちが考えられてなかったように思います」
「あの、でも、ここからやり直して」
彼は両膝をついて、愕然としている。
ところで彼の手の中の指輪だが、私はサイズを測られた覚えが無い。デートで手は繋いだが、ぐりぐり触られた感じも無かった。
一体彼は何と付き合っているのだろう。私ではない理想の『出逢って日は浅いけどサプライズプロポーズに泣いて喜ぶ恋人』を私に重ねているのだろうか。
「ごめんなさい。私の意志を尊重してくれてない感じが無理なんです。正直、普段の会話も自己顕示が強くて自分語りばっかりで、合わないと思ってました。良い機会なので、これを限りにお別れが良いと思います」
「えっ」
「自分の食べた分は支払いますので…すみません、お会計を」
固まっているウエイターさんに目配せすれば、素早く「伝票を持って参ります」と動いてくれた。
一方の彼は床で固まったまま、ダンサーさんたちもどうしたらと手持ち無沙汰で困っている。
素敵なショータイムだったがここまで私がお金を払う訳にはいかない。しかも、あまり集中して見ていなかったし。
「こちらです」
ウエイターさんが私の分の金額が入った伝票を席まで届けてくれた。
一人前で3万円超えか、出費が痛い。
「カードで…あの、レシートは出口で受け取って良いですか」
クレジットカードを伝票のバインダーに挟んで、ウエイターさんへ返す。もうレシート待ちの時間をこの席で過ごすのもしんどいのだ。
ウエイターさんは「もちろんです」と言ってくれて、出口へエスコートしてくれた。
「…では、あの、さようなら…えっと、皆さん、お上手でした」
去り際の挨拶は、我ながら頓珍漢で間抜けだったと思う。
煽ってるように聞こえたかな、それでも構わないのだがダンサーさんたちに罪は無いので賛辞は伝えたかったのだ。
出口へと歩く間も店内は静かで、衣擦れとため息が僅かに聞こえた。
「ありがとうございました」
「ご馳走様でした。また、きちんとした格好で食べに来ます」
ウエイターさんからカードとレシートを受け取って、豪奢な扉から街へと出る。
タクシーを呼ばねば帰れないな、駅前まで出るかとスニーカーの足を踏み出した。
ヒールのパンプスだと歩きは無理だったろうな、なんて皮肉なことを考える。
「…お腹いっぱいだ」
色んなことが詰まって、胸もお腹もいっぱいだった。
たぶん、彼との仲がもっと深ければこのサプライズは成功していたと思う。愛は時間ではないと言うけれど、求婚などという踏み込んだことを成すためにはそれなりの時間を費やして親睦を深めるべきだ。
あるいは、勢いで走り抜けられるくらい彼を信頼して愛して没頭していれば可能だったか。
交際ゼロ日でスピード婚した芸能人の話なども聞いたことがある。でも何年連れ添っても新たな発見があるとも聞くし、結局は相性なのだろう。
「(性格が合わない、というか合わせる気が無かったんじゃない?)」
受ける側の反応を鑑みない独りよがりな計画、それを「さぁ喜べ!」とばかりに押し付けて来る図々しさ。
私はそもそもがドッキリが苦手だ。特に人の困惑する様子をネタバラシまでウォッチするという下衆さが気にくわない。
これも共感性羞恥なのか、羞恥よりも混迷の方が近いか。
兎にも角にも、人を驚かし惑わせることを楽しむ趣味は無い。
では惑わせるのではなく喜ばせるなら良いだろうと、彼からすればそんな反論もあったかもしれない。しかしてそれも二人の関係性があってこそ、とこの結論に戻って来るのだ。
「(ジーパンで豪華ディナー…エキストラさんだから急に連れ出されたことは分かってるだろうけどさ。普通のシチュエーションなら私が非常識なヤバい奴じゃん…じっくり味わいたかったな)」
あのケーキも食べておけば良かったかな…大通りに出る頃には、そんな事を考えるくらいには心が回復していた。
・
それから半月ほど経ったある日。私に彼を紹介してくれた知人からとある情報が入った。
知人には彼と別れた経緯は伝えてあったので、「気になるなら」と気を利かせてくれたようだ。
さてその情報だが、別れた彼のその後の話だった。
なんと、フラッシュモブとレストラン貸切代で80万円ほど費用が掛かっていたらしい。
私は思わず知人へ「それ、私も折半しなきゃいけないかな⁉︎」なんて尋ねてしまったが、当然そんな義理は無い。
理解した上で業者に依頼しているのだから支払うのは当たり前なのだが、どうも私と別れたことは大誤算だったようだ。彼はあのサプライズプロポーズに並々ならぬ自信を抱いていたそうで、レストランの隅の席にはご両親も招待していたのだという。
彼の計画ではフラッシュモブに感激した私が「喜んで!」と求婚を受け入れて、その流れでご両親と祝福の顔合わせ…となる予定だったみたいだ。
彼のご両親が成功を見越していたのかは分からない。けれど店を出る私を黙って見逃してくれたことを思えば、もしかして彼らも羞恥で顔を抑え悶えて動けなかったのでは…なんて邪推してしまう。
衆人環視の中でプロポーズを失敗してしかも親にまで見られて、誤魔化しや弁解を捏ねくる様子を想像すればそれこそ共感性羞恥で胸がむず痒い。
さらに、彼はなんと前の彼女にも同様のパフォーマンスをしていたらしい。その場では承諾して貰ったものの、後で断られたそうだ。
人前で振らない優しさだったのだろうが、彼は他に別れる理由があっただけでフラッシュモブ自体は問題無いと考えていたみたいだ。
なるほど、一度練習していた演目だからスムーズに依頼・披露できたのか…と合点がいった。
ならばもしかして指輪も使い回しだったのでは、これも憶測だが可能性はあるのかもしれない。
彼は特段悪人という訳ではないのだ。ただ、自己顕示欲が強くて自己陶酔が過ぎて、私の手に負えなかっただけだ。
あのようなサプライズを好む女性もきっといるはずだから、懲りずに続ければ良いと思う。
私には何の連絡も無いし、彼からすると私は「劇的なプロポーズを断る空気読めない女」として幻滅されているのかもしれない。
さて、ブーメランになるようで嫌なのだが、私は元来お喋りで話好きである。
だから私の発言を遮り矢継ぎ早に自分の事を話す彼にフラストレーションが溜まった、ということも別れの原因の一端であった。
「聞き上手で、程良く話に乗ってくれる明るい人、探そう」
顔や職業からは計り知れない部分が、私にとっては重要だ。
話が弾む相手が見つかれば良いなぁ、ため息をついては、彼のステップを思い出して吹き出す今日この頃である。
おわり
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます