第184話

「でもっ…」


尚も何かを言おうとする女の子に男の子は面倒くさそうに言った。




「こんな遊んでる女本気じゃねえって、誰も好きになんかならねえよ」



そう、彼女にみんなの前で。





そして、



「ほら、行くぞ」



と、男の子は女の子に言い二人で歩いていった。




男の子は一度もわたしを見ようとしなかったし女の子はわたしを最後まで睨んでいた。

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