第165話

「カフェなんだけど、どうする?」



どうする?って、本当に何でもかんでもリカはいきなり過ぎる。



だけど…



今のバイト先をやめて新しい所で働くのもいいかもしれない。



お金の心配も今はないし、新しい生活を始めた今、新しいことをしてみたいとも少しだけ思う。




今のバイト先も居心地がいいとは言えないし、リカの提案もいいような気がしてきた…。





「その店のやつと、瑠璃も仲良くなれると思うよ」



リカは少し口元を緩めながら言った。



あ…。


今初めて名前で呼ばれた。




…少しドキッとしたな、何故か。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る