第19話

少し躊躇ったけど、男の人の有無を言わせないような雰囲気に負けて乗ることにした。




「……」



車の中も高級感溢れている。


少し緊張するな。




それに、この人。



近くでみるとますます綺麗な顔をしている。


肌だって女の人以上に綺麗なんじゃないかな。





「ねえ…」



「……」


話しかけても返事はない。




だから話しかけるのをやめて車が止まるのを待った。

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