第8話 一番好きな漫画はあの名作ダークファンタジー
皆さんの一番好きな漫画は何ですか?
困る質問ですよね。
一番なんてそう簡単に決められないと思います。
私も例外ではありません。
それでも、あえて一番好きな漫画を挙げるとするならば......
『ベルセルク』です!
こちら三浦建太郎による重厚で壮大なダークファンタジーは、世界で(電子版含む)累計6000万部を発行する名作中の名作です。
(今現在の進捗の数字ではないのであしからず)
『ヤングアニマル』の前身である『月刊アニマルハウス』の1989年10月号から不定期に連載を開始。
その後は『ヤングアニマル』にて20年以上にわたる長期連載作品となり、未だに完結していません。
2021年5月に三浦建太郎氏が亡くなってしまったため、未完のままで終わってしまった......と思いきや。
生前、作者と親友だった森恒二氏の監修により、スタジオ我画の手によって現在は連載が再開されてます。
私はベルセルクのいちファンとして、何があろうと最後まで応援していく所存であります。
それでは、ここからは内容にも触れて参りましょう。
作品のベースとなっている舞台は、中世ヨーロッパ的世界。
騎士や馬が出てくるアレです。
ここだけ見ればオーソドックスですが、この漫画の最大の特徴は......凄まじいまでの圧倒的な作画です!
壮絶な戦闘シーンはもちろんのこと、壮大な幻想的風景も圧巻!
もちろんそれだけにあらず。
もはやスゴイとしか言いようがありません。
そしてもうひとつ、ベルセルクを語る上で欠かしてはならないこと。
それは、悲しいまでに内面をえぐる人間描写です。
主人公のガッツは、大剣でバケモノどもをブッた斬るタフガイ。
しかし様々な経験により、心が蝕まれていきます。
その描写が何とも残酷でエグい。
それ以上ガッツを虐めないであげてよ......と思わず叫びたくなってしまいます。
さて、ここまででも充分おわかりかと思いますが、月並みな言い方をすれば、ベルセルクは「エグい」漫画です。
とりわけ『
それはまるで「ヒロインの惨殺」という、それまでの漫画界のタブーを犯した、あの伝説的漫画『デビルマン』を彷彿するような......。
また、個人的には女性キャラのひとり、ファルネーゼの登場時の病み具合と鬼畜っぷりも印象的です。
しかしこのファルネーゼ。
私、好きなんですよね。
誰か同志はいないでしょうか(笑)。
ちなみに......。
私はベルセルクは全巻コンプリートし、今でも集め続けています。
中々新刊が出てくれないことにヤキモキしますが、今となっては待つ喜びです。
そんな私から最後にもうひとつだけ、他ではあまり語られることのないベルセルクの魅力をお伝えします。
ベルセルクの作者の三浦建太郎氏の画力は、『はじめの一歩』の森川ジョージ氏も天才と認めるほどのものです。
正直、私なんぞでは語れるものではありません。
が、それでもどうしても言いたいことがあるのです。
それは......
女性の乳房を描くのが絶妙に上手い
ということです。
誰か同志はいないでしょうか(笑)。
失礼しました。
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