第7話 上高地のニホンザル ~上高地~
上高地を散策していると、野生動物と出会うことが多々あります。
ニホンザルやカモには、特に多く出会います。
5月末、初夏の新緑が濃くなった上高地の風景を撮影に行った時には、ニホンザルの親子がイモ?のような植物の根を掘り出して、食べていました。
ニホンザルと人間とは、もともと距離を置いて暮らすものでしょうが、上高地に住むサル達は人間がいても、少しも怖がらないのです。
散策路で人間とすれ違っても、大人のサル達は我関せずって感じで、わがもの顔で歩いて行きます。
だからこちらが静かに、風景写真の一部としてサル達を写している分には、全く逃げることも無く、気ままにのんびりと移動していきますから、絶好の被写体となってくれたりもします。
移動しながらイモ?を探して掘り出しては、梓川の水で洗って食べる様子が観えましたので、カメラのレンズを150mm~300mmの望遠ズームレンズに交換して早速写してみました。
虫の知らせ?不思議なもので、嵩張るためいつもなら上高地の撮影では持って行かない150mm~300mmの望遠ズームレンズ、今回はカメラバックに入れていたんですよ~ホント運が良い。
母ザルの背中にくっついている子ザルも居ましたね。
今のところは、人の食べ物を奪うような行動はしていないそうですが、観光客がサル達に食べ物を与えてしまうと、日光のサルのように人から食べ物を奪ったりするようになるので、絶対に餌付け行為はしてはいけないのだそうです。
「サルにエサを与えないでください。人から食べ物を奪うようになってしまうと、自然界で生活ができなくなります。ニホンザルと人間との距離が適切になるように追い払い活動を実施しています。なるべく離れて観察しましょう。」との注意書きもありますので、皆さんもご協力をお願いします。
そしてこれからも、ニホンザルが平和に暮らせる上高地であり続けることを、切に願っています。
https://kakuyomu.jp/users/ALICE1961/news/16818093086307670710
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長野県を舞台にした撮影旅行よもやま話集 綺麗な風景写真が撮りたい @ALICE1961
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