焦燥感

ヤマノカジ

焦燥感

周りの人間が変わっていくのに対し、私は何一つ変わらない。

これが一番私に焦燥感をもたらしている理由だろう。この焦燥感を無くすためなは何が必要かって、今この状態の私を変えなきゃなんだよね。

なんだか、自分だけが置いてかれてる気がしてどうにもできない感情が湧く。

同じスタート地点にいて、一緒にスタートして、それに加えて同じペースにで走っていたはずなのに相手の方が早い。

もちろん学生時代に皆そうだったように早い奴の方がちやほやされるし、そりゃあ羨ましいよ。

私は転んでもないのに、いつの間にか間は大きくなってって、自分だけが比べてしまう。

上ばかりみてしまう私が嫌いだ。

下を見れば、自分よりも遅い奴なんてこの世界何人もいるのだから。死ねとか、グズとか、そうやって煽り散らかして精神を削るのもまたいい。

だが私にはそれができない。

それは私がまだクズになりきれていないからだ。

私の焦燥感はなんだか、少し嫉妬という別の面も持ち合わせている気がする。

私は昔から人のことを見ては嫉妬するような人間だった気がする。

三つ子の魂百まで。

これが正しいなら私はきっと嫉妬深い人間なのでしょう。

逆に考えてみれば、嫉妬深い人間なんて当たり前な気もするんですよ。

あの人みたいになりたいとか、そうゆう目標立て、あれも私は一種の嫉妬を含んだ感情だと思っているんですよ。

我々人間はきっと嫉妬だらけなんですよ。

未来永劫、変わらない事実なんですよ。

嫉妬は最もひどい感情でもあるが、人の向上心などを上げるのに最も最適という面もややこしい。

焦燥感と嫉妬。

離れていく距離。

この離れた距離に私は嫉妬し、悔しくて、こんな文章を書き連ねているのかもしれないのしれないですね。

はぁ。

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焦燥感 ヤマノカジ @yAMaDied

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