クズ女

パパ活

　私は男の人が嫌い。だけど、私は男の人からお金を貰ってる。私が笑って話せば男の人は喜んでくれる。だからしょうがない。貴方達はまた騙される。

　笑顔を振り撒くが嘘、全然可愛くない。貴方達はまた騙される。騙される貴方達が一番可愛い。

　私の身体を求める男が嫌い。私が求めてるのに貴方から求められると嫌だ。私はしっかり建前のできた男が好き。礼儀のある男は可愛いから。

　私は私を騙す男は嫌い、上辺だけで話す男なんて嫌いでしょうがない。全てを曝け出して、私にいっぱい頂戴。だけど私は曝け出さない。

　なぜなら、あなたはどうでもいいから。だからといって、私のことは嫌いにならないでね。私は私にとって貴方を都合のいい存在にしたいから。

　だから私の手から離れないで。

　そんなことを思っても少しずつ私のそばから男の人が離れて行った。最後の一人は私にこう言った。

「生産性のないクズ女が、二度とその顔を俺に見せるな」

　そんな言葉を履き捨て、男は私の顔を殴った。

　私の顔はもう、前の私の顔じゃなくなった。

　次の日、私を殴った男に会いに行った。

「あれ、誰だっけ」

「生産性のないクズ女です」

　そう言って私は男の腹に包丁を刺した。