マヨネーじゅ、ちゅいとーよ

くさぶえ 舞子

マヨネーじゅ、ちゅいとーよ

今日の晩御飯は焼きそばだった。途中で味変したくなったのか、四歳の息子が

「マヨネージュ、ちゅける!」

 と、言ったのでかけてやった。自分でしたかったのもあってか、

「カマボコにもかけなね」

 と、おいマヨネーズをした。もはやマヨネーズだらけで何を食べているんだかんからない。

モグモグ。キョロキョロ。

 よそ見するようになったのでもう、食べ終わったかな?と、思ったら口の周りがマヨネーズだらけだった。ティッシュで拭ってやった。

「もう、ごちそうさまね?」

 と、確認した。

「うん、ごちとうさま。」

食べ終わったみたいなので、食べ残しのマヨネーズ丼を食べていると、横からにゅーーっとティッシュが出てきて

「マヨネーじゅ、ちゅいとーよ?」

 と、食べている私の口を拭ってくれた。

「まだ、食べているからね。」

 と、答えるも息子はニコニコ良いことをした感じだった。とりあえず

「ありがとう。」

 と、答えてまた、食べ始めたら、また

「マヨネーじゅ、ちゅいとー」

 と、ニコニコと口を拭ってくれた。

「ありがとう」

 もはや、抵抗するまい。

お母さんごっこをしている、成長したなぁ~

幸せな時間でした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

マヨネーじゅ、ちゅいとーよ くさぶえ 舞子 @naru3hakuji

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ