Day1 afternoon

 バイトの面接の結果は、合格だった。


 面接官が言うには、俺は3日間だけ、このホームセンターの午後9時から午前5時までの間の夜間警備員になってもらうとのこと。


 「これだけで、日給117ドル...」


 あぁ、クソッ。何怖がってるんだ、やるって決めたんだから仕事が終わるまでは余計なことは考えるな。


 俺は従業員用のロッカールームに入り、警備員の制服を身に着けてみる。


 少し小さいが、まぁ入るサイズだ。


 「君、新人?」


 後ろから男の声で呼びかけられる。


 俺が振り返るとロッカールームの入り口に、40代あたりの少し肥満体系の茶髪の男が立っている。


 「あぁ、はい。これから3日間だけここで夜間警備をする事になったエリック・ボーズマンです」


 俺が、自己紹介をすると、男はあからさまに嫌な顔をする。


 「はぁぁ、チッ。ジェイス」


 「はい?」


 「だぁかぁらぁ、俺の名前はジェイスだって言ってんのっ」


 俺と話すことさえ嫌なのか、ジェイスは従業員の制服をパッパと着て、そそくさと部屋から出ていった。


 「なんだよ...俺がなんかしたかよっ...」


ここに居ても、まだ勤務時間まではかなりの時間があるため、一旦制服を脱いでロッカーに戻す。


 「とりあえず、戻るか...」


 俺は、トラックに戻ることにした。

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