Home center at night

コヒゲ

Day 1 Noon

 トラックのドアを開けて、強い日差しに晒された大きな駐車場に立つ。


 「はぁ、此処で最後か...」


 俺は折り畳んだバイト募集のチラシをスーツのポケットから取り出して、その嘘のような募集条件を見る。


 <20歳以上、高校を出ていて、夜間勤務、短期雇用でもいい人。>


 しかも時給13ドルという破格の価格。


 なんとなく、何かがヤバいのは分かるが、今はとにかく金が欲しい。


 「クソぉ、見るからにヤバそうだが...背に腹は変えられない...」


 俺は目の前の大きなスーパーマーケットに向かい、一歩を踏み出した。



 


 

 

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