第15話
「遼は、瑠璃ちゃんに甘いから。」
「……人の事を言えないだろ。」
秋山に激甘じゃねぇか。
見ていれば、直ぐに分かる。
優が秋山に対して、心底ベタ惚れな事は。
「まぁ、ね?」
優が頬を緩ませるのを横目に、壁に備え付けられている時計に視線を向ける。
「…………今頃、瑠璃ちゃんは千里と上手く接触が出来たかな?」
「さぁな。」
どこで、千里の予定を調べるのか。
その、情報源。
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