第3話

  


◆◆◆◆◆




瑠璃と千里が接触していた同時刻。



紫龍の倉庫内。




「……、 遼、良いの? 」



「あ?」



「瑠璃ちゃんを行かせて。」



「…………。」



口をつぐむ。




幹部部屋にいるのは、千里の事情を知る、自分と優の2人だけ。




静かなものだ。




「瑠璃ちゃんを行かせた事を、遼は後悔してるの?」



「……多少は、な?」



自分自身が、力になってやりたかった。




あいつは、仲間だから。

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