#月乙女の心の叫び

STORY TELLER 月巳(〜202

#月乙女の心の叫び

#月乙女の心の叫び


【storyteller  by  Tukimi©︎】


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月一回位を何年も。

久しぶりに、息が出来るように話をしたら。


やっぱり、いいよな、この感じって思う。

彼女の方が忙しい逆転な、今もほとんど私が喋って、私のご飯が全く進まないのにはびっくりだけど。

彼女、香織の方が今、話のネタはあるはずで。


度々、彼女に仕事はどう?最近?なんて水をやり話を聞いて、あー、大変だぁと対策会議をしておくのだけど。

暇な私は暇なりに、自分で自分に実験するので忙しく。今試してる見つけた健康法、を話し、本を話し、最近みたYouTubeの、北新地のホステスさんに飲んでもらう一杯の値段が、いくらだなんて聞いた話とか。


なんでこんな話すことがあるのかと思うけど。

付き合いも、気も長い彼女とだから、話が話し合いに、なり、楽しいわけで。


まあ、普通、しないんだろうなこの会話、他の人とは分かり合え切れないし、しないから。


仕方ない。弾むのは。


合わない人との話、やそれゆえの人間関係。


それがうちら、二人いつも行き着く仕事の、困りごとであり不満、だけど。


大体思考回路同じで、だから解決の道も多分大差なく。

激しい違和感がないから会話も止まらず。

言うだけ言って、やっぱりそうしかないなあ、なんで、お互い言って。


ここ数年。

分かりきった結末を、なぞりながら、励まし合い。

私は、香織が調べたお店に案内されながらついて行き、その話のついでに美味しいものを頂く、のだけど。

彼女の検索力が上がり美味しいヒット率が上がったが故に。


まさかの、良い店に当たる人みたくなって。

ますます、私自身はあまり興味がない食べ物の店を一見知ってる、人みたくなり。


ますます、私の中身と人のイメージとは違う人にまた、なりそうで困る。


本当に。

出来る人に連れて行ってもらうだけなんだけどなとか。

偽りはないけど、仕事で私を話す場ではないので、話を端折るとさ、大抵。

私が、良い思いをした、みたいなことになるけども。


普通、失敗、わざわざ話さないと思いません?恥ずかしいのに。




香織と会った次の日は、元から、仕事が忙しいと踏んでいて。やっぱり現場は荒れていて。

あっちから不満、記録を確認するが、記載がなくて内線電話を掛けまくる朝。

予想通りだけど、私がこれをしたらどうなるかなんて、笑えない話。


手抜きはしないけど、丁寧さや抜けが、指摘される私は、明日の勤務表を見ながら、今日やる範囲と明日に回せる範囲を見て。

やる。

今は私、しかいない、指示を待つ人がいるから。






仕事は好きだ。


関わる人も好きだ、八割くらいは。


大体許せる。私がやらかさないわけじゃなく、許して貰って来たからまだ、居られるこの場が今は心から手放したくない。


だけど。

休むほど体調を崩してしまった度。

どうも毎年止まらない咳に悩む時期。

やらかした後。

誰かに、肩を叩かれて。


要らないと言われたらと思うと。

居場所がなくなる、だからこそ頑張り続けた、今。

確かに前より出来たり。

早い仕事のやり方本とか見たり、求められる事をしたら、人より出来る自分が現れた。


だけど。

全く、素直に喜べないのは。

私のための技術、腕ではないから。


嬉しいだけど、これが出来るのに喜ぶのは周りの人だし。

教えて、売れば、挑戦すれば、なんて。

私がやらずに、居るのは出来ないもしくは成果が出ないからとか、わざわざ言うのも大人気ないし。


そして、私の出来るを欲しい人の、欲しいものが作れたとて。

私には合わないガラスの靴みたいに。

その価値は分かれど使えないならガラクタでしょ?


そしてまた。

出来ない私、なら要らない、でしょう?

欲しがっても、貰えないんじゃない?


香織は言う。

穴埋めばかりの、使えるからってあれこれやらされて、大変、と。

その度に私は応えて慰める。

有能すぎて期待に応えられる、うちらは辛いねー、と。


入社一番、最初の上司が、言っていた、

出来る人にしか、仕事は振れないから貴方は期待されているのよ、は嬉しかったけど。


まさか、期待に応えても、あまり喜ばれることなく大切にして貰えるわけじゃなく。


大変な日の穴埋めや、まさか、50代のその人のいい歳してそうな旦那の風邪看病のために出勤変われだの。

あからさまな、頑張る人を自分の都合に使い倒す人がいて。


弱る、よ。流石に。

出来る腕が、あっても。対等対価は報われない、んだなぁ。


まるで。

高機能搭載したから高くなりすぎて。

売れないから結局値崩れして、それでも売れずに並んださ、セール品みたいに。


酒が飲めない人のこんな日は、食べ物を買うらしいが。


食欲もない、買い物欲より貧乏性には、いつもは買わないジュース一本が精一杯。

まあ、いいさ。



勉強出来るから幸せでもない、みたいな。

親が言うようにしたら、上手く行かなかってた、みたいな。


やって、上手く行かないことはよくあるし。


出来ない前の私のままじゃ、今より爪弾きされていたろうし。

まだ前より出来るようになった私だから、嫌味は、マイルドなはず、きっと、つつく穴は少ない筈。



なかなか眠れないくらい怒っている日、は。

湯に浸かって寝る。

叫びだしたら、迷惑だから。


次は、一か月後。

これも、香織と会う時の、まあいいネタとして。手帳にメモ。

はい、今日はもう、寝る、一択!!


-お仕舞い-


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【今宵の独り言】

月星座が乙女の人の特徴話、YouTubeを聞いていて。

私は違うのだけど、

まさに、求めて喜ばれる、私的楽しい作業をするのに。

目的が自分楽しいじゃなく他人楽しいやつばかり故に、した結果が自分得には全くならず。さりとて楽しい作業したいし、喜ばれるなら天職?とやり続けたものの。


お金を稼ぐ方法に近いこと、みんながやってるやり方ほど実にならず。


出来ることを、お金にしたらと言われた相手が、実は。超個人的好みを私に押し付けていて。

私がある意味、期待に応えるプロ故に、

その人ピンポイント商品ばかり、で、かつ、私の良さを無意識に削っていたなんて。


気づかなかったなあ、と思い。

つい。

私の中の月星座乙女さんみたいな性格部分、を。

その、叫びは、発散させてあげたいなぁと、書いてみました。

出来るおかん、妻に、全て任せたら。

結果、うんざりされて、離婚される旦那やいつまでも自活できぬまま子みたいな。


出来る人には寄生する、と言うと言葉は悪いけど、情でして、ゆるして、と。

つまりは、出来る人に、甘える人がでるもんで。


せめて感謝と、対等な扱いを、お願いしたいものです。

温厚な人すら怒らせる人、これが出来ない人じゃない?


敬意が足らん、世の母、世の姉御、世の兄貴に。

と思う時がまま、ある。

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